Monster (18) (ビッグコミックス)


【ユーザーによる評価】 平均評価: 4.5/ 総数: 52件
[2点] どこを評価するのか
この作品を簡単に言ってしまえば、「ありふれた素材でも、有名料理人が腕をふるうとこうなる。」という事だと思います。
考えてみれば、今時に限定すれば、すべてといってもいいんじゃないでしょうか?
まったく新しい物語を期待するほうが無理なんだろう、と思い悲しくなりました。
という事で作者の腕は高評価ですが、最後が、へ?これで終わり?結局今までなんだったの?とシャボン玉がはじけて、夢から覚めたようでした。
もう読んでからかなりたちますが、今思えば、最後の1コマだったと思うのですが、ヨハン・リーベルトの病室の状態は、作者自身の姿とだぶらせていたのか、と笑ってしまいそうになりました。
結論は気持ちは星1つですが、総合点では2つ。


(2008-02-29)
[5点] 静かなる恐怖

サスペンスの傑作ですね。
読んでいる間は本当に話しに引き込まれました。
人物の心理描写も上手だし、特に恐怖の表現なんか読者まで巻き込むレベルです。

すでに完結した「20世紀少年」は中盤から微妙でしたが
この作品は最後まで素晴らしかったと思います。

(2007-10-24)
[5点] 怖かった
友人の評判がよかったので18冊まとめ買いして読んだが、怖かった。
夜、家族が寝静まった頃、机の電気だけで読んでいたのが悪かったのかもしれない。ラストや長期連載等、色々評価が分かれているみたいだが、私にとってはスリルのある、精神的に怖い思いをさせてくれる作品だった。こういう怖さは久しぶりだ。 (2007-09-26)
[1点] ああ・・・要は逃げたわけねw
タイトル通りです。
たかが漫画とは言え作者が作品から逃げるとこうなるんですね(失笑)
ツインピークス商法を思い出してしまったw (2007-07-22)
[5点] 感動の最終巻!
ラストに感動。この一言につきますね。浦沢先生の作品はどれも完成度が高く、吃驚しました。伏線も一つ一つ丁寧に紐解かれ読みやすいです。超オススメですよ。 (2007-07-22)
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Monster (17) (ビッグコミックス)


【ユーザーによる評価】 平均評価: 3.5/ 総数: 5件
[1点] よくもまぁ・・・
壮大なハッタリ漫画 (2005-09-25)
[5点] 疑いの目に鬼を見るとき
 50年代にアメリカで人気を博したTVシリーズ「トワイライト・ゾーン」に「メープル通りの怪物」というエピソードがあります。小さな町で仲良く暮らしていた住民たちが、ある些細なことをきっかけに自分たちの内の誰かが実は宇宙からの侵略者ではないかという疑いを抱くという物語です。不信感が募ってやがてそれが隣人同士の殺戮合戦へと発展してしまいます。しかしことの真相はというと、地球人同士に効率的に殺し合いをさせるには疑心暗鬼の心を植え付けるのが一番だということを実証するために宇宙からの侵略者たちが実験をしていたというのです。なんとも底冷えのする恐怖話でした。

 Monster17巻はこの「メープル通りの怪物」を思い起こさせる物語が展開します。南ドイツの静かな小村ルーエンハイムで、住民同士が互いに疑心を募らせていきます。そしてこうした人々の心に疑いの炎を焚きつけている人物が確かに存在するのです。

 疑いの心が、防御の名のもとに他人を傷つけることを正当化していく。例えば夜道を歩くあなたの目に道路の向こうから見かけない人物が歩いてくるのが見える。その人物が突然ポケットからキラリと輝く細長い金属質のものを取り出したとしたら、あなたの心はどう反応するでしょうか。たとえそれが実は携帯電話だとしても、夜目にはナイフに見えないとは言い切れません。

 人間の心の脆さをまざまざと見せつける第17巻は、モンスターがひとりヨハンの中にだけ巣食う怪物ではないということを暗示しています。絶対的な邪悪は私たちの胸の中にもいないわけではない、と語りかけるMonsterはいよいよ次巻で大団円を迎えることになります。 (2005-01-31)

[3点] ルーエンハイムにて・・・
 「モンスター」は最初めちゃくちゃ面白くて、中盤はほとんど面白くなく、最後の大詰めで少し面白くなったかな、という作品だった。だから、最初の5巻ぐらいまで読んで全部買おうと思ったあなた、要注意です。でも、序盤の面白さを見たら全部買わずにはいられないかもしれないなぁ。最後のほうはルーエンハイムに今までの登場人物の全員が集まってくるという読んでいて絶対にこれが最後だな、と思ってしまう話。6巻ぐらいで本当は終わったほうが良かったんじゃないか、浦沢直樹的には。 (2004-03-16)
[4点] いよいよ大詰め
難しいなぁ、よくわからないなぁ、と思いつつももう17巻。ずっと読んでいます。
漫画といっても決して侮れない深い作品。
歴史+社会+推理+サイコ・・などなどいろいろな要素で楽しめます。
気晴らしにするには、ちょっと重いけれど、たまにはこんな作品を読むのも、良いのでは?!
普段、漫画を読まない方に、ぜひ読んでいただきたい作品です。 (2001-10-15)
[5点] Monstorのこころ
 この物語は、ある双子の育ちを表し子供が育っていく過程でモンスターへ変化する。
 いつも見えないモンスター・・・それは心の問題。
現社会でも起こりうる出来事・・。
 その子供が大人になりより多くのモンスターをうむ。
心が満たされることがあるとは思えない・・。 (2001-10-02)
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Monster (16) (ビッグコミックス)


【ユーザーによる評価】 平均評価: 4.0/ 総数: 4件
[1点] アクビが・・・
ものっスゴい退屈・・・ (2005-09-23)
[5点] お名前は何といいますか?
 第16巻では、名前をめぐる場面が2度登場します。一度は、「赤ん坊」と呼ばれていたドイツ右翼の大立者が、ある若い女性に心許すシーンですが、ここで彼は初めて自分の本当の名を明かそうとします。彼は本名を明かすことで、むき出しの生(き)の自分を相手に知ってもらおうとするのです。

 そして今一度は、ヨハンとニナ兄妹の両親にまつわる物語の中です。チェコスロバキアのエリート兵の男と、遺伝子工学を専攻していた女。それぞれの名前は…、いや、「名前などどうでもいい…」。

 双子を宿した母が懸命に子供の名前を考えますが、フランツ・ボナパルタは冷たく言い放ちます。「考えなくていい。名前などいらないんだ」。

 シェークスピアはジュリエットにこんなセリフを吐かせました。"What's in a name? A rose by any other name would smell as sweet." ロミオ、あなたの名前が何であろうと、その本質は変わらない、と。

 しかし、実は私たちが何かの内奥にある本性を認識するのは至難の業です。私たちはどんなに頑張ってもバラの本性を知ることは出来ず、私たちが知る事が出来るのはせいぜいが「薔薇の名前」だけなのです。

 名前、それは自分が何者であるのかをひとまず自認し、そして相手にもとりあえず認めてもらうことの出来る最初の手立て。
 名前は、物や人の本性へとたどり着くための「とば口」です。名前を奪い取られた者はその本性への扉を閉ざされ、自身も他人もその内奥へと手を伸ばす事がかなわなくなります。

 ですからこの巻では、その名前すらが希薄なものとしか感じられないヨハンとニナが自身の拠って立つべきものを持たない不安と焦燥を味わっていることが示されます。

 間もなく幕を閉じようとするこの物語の末に、果たして二人は「名前」を、そしてひいては自分自身を取り戻すことができるのでしょうか。 (2005-01-28)

[5点] モンスター
いろんな事件がモンスターに結びついていく恐怖・・・ Drテンマと一緒に謎解きしながら、泣けます! あまりに深い愛と、複雑な感情にひきずられる16巻でした。一読をお奨めします。 (2001-06-09)
[5点] 出生の秘密
 ヨハンを操っていたつもりの”赤ん坊”そして”ペトル・チャペック”は、彼を操ってなどいなかったことを知る。シナリオにミスがあったのだろうか、それとも彼らの誤りもシナリオどおりなのだろうか。そもそも、この大きなシナリオは誰の物なのだろう。ヨハンか、それともフランツ・ボナパルタ?ニナが前巻で取り戻した記憶も気になる。
 「MONSTER」は登場人物が非常に多いのだが、それぞれの人間らしい奥深い個性がていねいに表現されている。メインキャラ以外のサブキャラ達の動向も見どころのひとつだ。 (2001-03-01)
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Monster (15) (ビッグコミックス)


【ユーザーによる評価】 平均評価: 3.5/ 総数: 3件
[1点] うほっ!
いかにも厨房に受けそうな駄作 (2005-09-28)
[5点] 家族というのは「当たり前」の存在ではない
 少し先まわりしていうと、第16巻の副題が「おかえり」、そして第17巻の副題が「ただいま」となっています。家族とかわすことがもっぱらであるこの言葉を、この15巻では繰り返し登場人物たちが口にしているのが印象的です。

 プラハからミュンヘンへと戻ったニナとディーターを、Dr.ライヒワインは満面の笑みとともに「おかえり」という言葉で迎えます。
 催眠療法で記憶を取り戻すニナは、記憶の中の少女の「おかえり」という言葉に対して呆然としながら「ただいま」という言葉を返します。

 実のところこの長編「Monster」には、世間一般でいう「普通の家族」はほとんど登場しません。
 血縁で形作られた家族関係が描かれる数少ない機会には、ある種の不協和音が常に添えられます。
 ルンゲ捜査官は妻子と別居関係にあります。
 ヴァーデマン弁護士は実の父親がスパイだったということに苦悩し続けています。
 カールは生き別れたままだった父親とは当初なかなか心と心の対話をかわすことができません。

 その一方で、血縁関係にない家族の存在が執拗なほど反復して描かれます。
 そもそもこの物語はニナとヨハン兄妹の養父母の惨殺事件から端を発しています。
 第2巻では傭兵隊長とミャンマーの少女との間で擬似父娘関係が結ばれます。
 第5巻のフリッツは、妻とその連れ子との家族関係に人生の意味を強く見出しています。
 そしてこの第15巻では、移民の子供たちとミランとの間で「大家族」が形成されている、といった具合です。

 実家族にはよそよそしさやそらぞらしさを、そして擬似家族には温もりのある食卓を、この物語は与え続けます。真の家族とは、血のつながりであっという間に出来てしまうものではなく、堅固で真摯な意志のもとで形作り、そして維持していくものだ。血の存在が必要条件ではない。そのことをこの物語は繰り返し語りかけています。 (2005-01-26)

[5点] 怖いけどおもしろい
話の筋をきいたときは、「逃亡者」のようなはなし?と思っていたけれど、まったく違う。とても怖いけれど、でも、読んでいて共感できるところもあるし、人としてどう生きるべきか、ということを考えさせられる作品です。
全18巻ですが、一気に読み干せる作品でもあります。 (2002-02-27)
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【ユーザーによる評価】 平均評価: 3.0/ 総数: 4件
[1点] つまらないよ (*^ー゜)b☆〜
(っ'∀`)っ これ、な〜に〜? (2005-10-09)
[5点] これからつくればいって、テンマが言っていたよ
 本書の前半はプラハの「赤いバラの屋敷」で昏倒してしまったニナと彼女を助けたリプスキーの物語。そして後半はDr.テンマの元婚約者エヴァがデュッセルドルフからフランクフルトへと移動した後の物語です。

 リプスキーは幼少時に「赤いバラの屋敷」の朗読会に参加していた経験があります。当時を振り返るたびに、朗読会にいた「あの人」の「期待にこたえられなかった悲しい」思い出ばかりが蘇ります。自分以外の参加者たちが期待にきちんと応えていくかたわらで、彼だけはそこに居場所を見出せずにいました。
 成人した今も居場所を見つけらない彼は、「いらない子になった」という思い出しか残らないはずのあの「赤いバラの屋敷」の前に舞い戻ってしまいます。

 一方、エヴァはある仕事をフランクフルトで依頼され、毎夜華やかな社交パーティへと足を運びます。アルコールに溺れる生活から突如として、病院長の娘時代と同様のきらびやかな世界へ戻ったかに見えるエヴァ。「これが私の本来の姿よ」、「エヴァ・ハイネマンが本来あるべき所へ帰ってきたのよ」と得意げです。

 リプスキーもエヴァも、自分のあるべき場所を求めて長きに渡ってさすらってきたことがよくわかります。

 今ある自分にどこか釈然としない思いをかかえたときに、人は拠って立つべき基盤として、華々しい経歴や美しく楽しかった過去を振り返りがちです。リプスキーにはそうした思い返すべき心躍る記憶はなく、エヴァは虚飾の過去に自分を紛らすばかりです。
 それぞれが過去を探し、追い求める姿は決して私たち読者の目には美しいものとしては映りません。

 そしてこうした二人の姿に対して、ディーターはこう語りかけます。
 「テンマが言っていたよ。楽しい思い出がなかったら、つくればいいって…」

 振り返るべき美しい過去を常に作り続けていくこと。それこそが真摯に生きるということなのでしょう。 (2004-12-23)
[2点] 期待はずれといって良い
 MONSTARは巻が進むにつれてどんどん面白くなくなっていく、実質的に面白いのは、5巻までという気がする。5巻までの面白さで全部買ってしまったが、最近全管読み返して思ったのは、後半は全部ストーリーの焼き直しなのでは、ということである。連続殺人犯の心の中に入り込んで操ってしまう、というパターンがもう何度も出てきて、「飽きたよ」と思わず言ってしまいたくなる。 (2004-03-16)
[5点] あの日の夜
アンナ・リーベルトは昔自分が住んでいた町に着く。 そして、子供の頃ヨハン・リーベルトが話してくれた場所を目指す。しかし、そこで見た物は自分の昔の記憶だった。 これはどういう事なのか? そして、たくさんの死に囲まれた中でヨハンは何を思うのか? テンマはMONSTERを捕まえることはできるのか? フランツ・ボナパルタとは何者なのか?

たくさんの人が織り成すドラマは何処にたどり着くのか? 気になる一冊です。 (2001-09-01)

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